最初に考えるべきことは資金計画
家を建てるときに真っ先に考えたいのはお金のことです。資金計画を入念に練っておくことは、家計への負担を減らすだけでなく、住宅という資産を守ることにもつながります。住むところにお金をかけすぎると、着るものや食べるものに制限が生まれてくる可能性があります。住宅ローンから借りすぎてしまえば、学費や老後資金の用意が難しくなるでしょう。
さらに住宅の修繕費用の捻出が困難になれば、外壁が傷んできても塗り替えができないといった問題も発生します。資金計画で盲点となりやすいのは予算オーバーです。予算3,000万円で3,000万円の住宅を建てることはできません。住宅本体に加えて、付帯工事や諸費用などが発生するため、実際は4,000万円程度の予算がなければ厳しいです。
理想の家を建てる前に考えたいこと
理想とする家を建てる場合、予算を大きく超えてくることが多々あります。資金計画でミスをしてしまう人は、理想を決めてから予算の調整をしていく傾向があります。家造りで大切なのは無理なく支払いできる予算内で理想に近づけていくことです。理想の家を実現しても、途中でローン返済に行き詰まるようでは困ります。
家を建てるときはライフラインに伴う工事が必要になり、それは家の本体とは別の費用になります。家をローンで購入するのであれば、20～25％くらいは頭金を用意したいです。頭金を入れることで、ローンの総支払い額を少なくできるからです。注文住宅を建てる場合は、あとから設備を追加する状況を考慮し、予算は多めに見積もっておきましょう。
従来のさまざまなタイプの住宅の良さを取り入れつつコストをおさえて建設する、ローコスト住宅に注目が集まっています。
